テクスチャーファイルを使って夜の照明を作る方法とは別に、X-Planeで使われているlightsコマンドを使って照明を作る方法があります。
スケッチアップ を使って、そのコマンドを作った建物などに使うのは比較的簡単なので、ここで紹介します。
オレンジ色の点状のライトがライトコマンドを使った照明です。
手前のスポットライトはヘリコプターのものです。
建物の窓とシャッターが照らされているようにDoctorの文字が浮き上がっているのはライトで照らしているのではなく、夜用のテクスチャーに描いているのです。
実は、ヘリコプターのスポットライトのようにライトコマンドでシャッターを照らしたかったのですが、この時は、その方法を知らなかったのです。
後からBBSで江戸独楽さんに教えてもらいましたが、スポットライトを扱うにはxyzの軸を意識した設定が必要になり、いまだに試行錯誤状態です。
そこでここでは間違いなく点灯する方法を説明します。
スケッチアップ のツールボックスの下の方にテキスト入力ボタンがあります。これを選んで点灯させたい場所でクリックし、ドラッグすると延長線上にテキストを入力できる欄が表示されます。
ここにライトコマンドを入力するのです。
テキスト欄にコマンドを入力してエンターキーを押し、入力を確定します。
私が普段よく使うコマンドは
LIGHT_NAMED amb_street_light というコマンドです。
これは、シーナリーの街灯に使われているライトのコマンドです。
とても明るいライトで、周りもある程度照らしてくれます。
しかし、斜め上ぐらいでは大丈夫なのですが、真上からだと光が見えないという問題があります。
その時に江戸独楽さんから教わったのが
LIGHT_NAMED inset_heli_y というコマンドです。
これは街灯ライトよりも小さい光源ですが、真上からでも、距離が離れても目立つライトです。ヘリパッドのライトにはちょうど良いです。
LIGHT_NAMED amb_street_light というコマンドは、テキストツールで入力すれば確実に点灯するライトなので、私はシーナリーの色々なところで使っています。
まずはこのコマンドを使うことをお勧めします。
ヘリパッドなどでは LIGHT_NAMED inset_heli_y が良いでしょう。
これらのコマンドは、どこから手に入れたかなのですが。
Xplane11→Resources→bitmaps→world→lites→lights.txt と辿っていって、lights.txtを開くと、そこにあります。
このリストは、その一番上に警告が書かれています。書かれている内容を書き直したりすると、その時は使えてもX-planeがバージョンアップした時にクラッシュする原因となる可能性を示唆しています。
そこで、初心者の方は、このリストに手を加えることなく、どのようなコマンドがあるか参考にする程度に止めたほうが良いです。
私は単なるリストだと思っていたのですが、そうではなく、X-planeがこのファイルを元に照明を点灯させているのです。
ライトコマンドの理解が進めば、新たな名前のライトコマンドを作ってこのリストに加えることでオリジナルライトを点灯させることもできます。
これは X-Plane japan BBS で2019年5月に照明のことで江戸独楽さんに教えてもらった時の記事です。この頃のBBSの記事を探すとライトコマンドのことが頻繁に出てきます。
このページは初心者向けの講座ですから、ライトコマンドに関してはここまでにします。
まずは、LIGHT_NAMED amb_street_light などでシーナリーに照明を加えて使ってみてください。
それから、他のコマンドも試されると良いです。