写真がたくさんありますが、表示されない場合は、このページの再読込をしてください。
これらは、すべて私のパソコンiMacの画面をスクリーショットしたものです。Xplane11というフライトシミュレーター ソフトを使って羽田空港から富士山静岡空港まで飛んだ時の画面です。これだけリアルな画面で飛行機の操縦をバーチャルな世界で楽しめるのです。
Xplane11を使ったフライトシミュレーター については、日々新しいことを発見している状態ですから、時々このページに追加更新しながら新しい情報をお伝えしていこうと思います。
「iMacで・・・」とした理由は、Windows用のソフトについて詳しくないからです。
内容がどんどん増えてきています。最初から見て行ったのでは、時間がかかるので、見たい項目へ移動できるようにしました。たまに、新しい画像が表示されないことがあるようですが、ページを再読み込みをしてもらうと表示されます。
11.三葉機 FokkerDr-1での飛行 2018年5月4日
10.有料のアドオンソフトの購入 2018年5月1日
9.世界の空を飛ぶ3 2018年4月23日
8.世界の空を飛ぶ2 2018年4月19日
7.カスタムシーナリーを入れる 2018年4月19日
6.世界の空を飛ぶ 2018年4月15日
5.捨てがたいXplane10ならではの楽しみ 2018年4月13日
4.離陸と着陸 2018年4月11日
3.日本でのXplane支援サイト 2018年4月6日
フライトシミュレーター は、飛行機の操縦をバーチャルで楽しむものです。中にはゲーム性の強いソフトもありますが、Xplaneというソフトは、リアルな飛行機の操縦を目指しているソフトです、
久々のバージョンアップとなったXplane11は昨年発売されました。
私は、昔からMacユーザーなのでAppleのパソコンで動くものしかやっていません。マイクロソフトのMsフライトシミュレーター も昔はMac用のものがあったのです。
日本では、FSXというソフトを使う人が多いようですが、これはWindows用なのです。
今、Mac用のフライトシミュレーター では、Xplaneというソフトが唯一と言えます。
他に、ゲーム的な要素の強いソフトはありますが、できるだけ、実機に近い操縦を体験するという点ではXplaneが飛び抜けています。ただし、私は本物の飛行機の操縦はできません。
2017年にXplane11が発売されました。
私は、それまでのxplane10に代えて、今年の2月に11を購入しました。8498円です。
DVDのディスクが9枚ついており、全部インストールするのに4時間ぐらいかかりました。
10と11の違いは大きいです。よりリアルになっています。
セスナの副操縦席に座って遊覧飛行をした経験がありますが、その時に見た光景にかなり近くなっていると思いました。11を体験してしまうと、もう10には戻れないです。
フライトシミュレーター は性能の高いパソコンでないと楽しむことができません。
特に、Xplane11の場合はそうなのです。
Windowsパソコンは、安価なものから高価なものまで様々な種類があります。フライトシミュレーター は処理速度が速くグラフィック性能の高いパソコンでないとスムーズに動かないので、高いランクのパソコンを選ぶ必要があります。
Xplane 11の説明書またはパッケージの裏にパソコンの必要スペック(性能)が書いてあるので、それを参考にします。
iMacの場合は、もともとムービーの編集ができるくらいの高いグラフィック性能を持っています。ただ、11は処理速度が3GHz(ギガヘルツ)以上と書いてあるので、21.5インチサイズのiMacであれば2種類あるうちの上位機種を選ぶことになります。
私のiMacは27インチ、3.3GHzのものです。メモリは24GBあります。できれば32GBぐらいに増設しておきたかったです。
また、最近のiMacはCDやDVDスロットがついていませんから、iMacを買った段階で外付けのDVD・ブルーレイドライブを購入してありました。インストールにはこれを使いました。
画面が27インチだと大きくて良いです。手前にあるコントローラーはジョイスティックと呼ばれるものです。スティックだけでなくレバーがついていますが、このレバーがスロットルになり、さらにレバーについているボタンで方向をコントロールするラダーの操作を行うようになっています。価格はだいたい1万円近くです。※あとで調べたら今は2万円以上していることがわかりました。レバーが無くてジョイスティックだけのものでしたら1万円以内でも買えるようです。
本格的に、飛行機の操縦ハンドルの形のものと足で操作するラダーペダルを使っている人もいるようです。
・次回は、Xplaneのフォーラムを紹介
Xplaneの魅力は、このソフトを支えている多くのボランティアの人たちがいることです。機体データやシーナリーと呼ばれる空港やその他の景色のデータは、有料で販売されているものもありますが、多くのデータが有志の作成により無償で提供されているのです。
このフォーラムは見るだけなら会員登録する必要はありませんが、データをダウンロードするためには会員登録する必要があります。メールアドレスを登録するだけで、無料で登録できます。
登録したことで、トラブルが起きたことは今までありません。
最初は見てみるだけでも良いでしょう。実にいろいろなデータが提供されているかわかります。
ただ、流石にXplane11用のデータはまだ少ないです。旅客機の機体データなどの多くは、購入したXplane11に最初からついていたデフォルトの機体を新たな模様にペイントするようなデータであることが多いです。
小型機は、機体丸ごとのデータもありますが、元々Xplane10用であったものを11でも動くように修正したものが多いです。
そして、バグと呼ばれるプログラムの不具合があるものもあります。しかし、ボランティアが試行錯誤しながら無償で提供してくれているのですから、良しとしなければなりません。
本来はギブアントテイクの世界ですから、自分も提供できる情報やデータは提供した方が良いのです。せめてダウンロードして使用したデータについてはコメントを書いて送るぐらいした方が良いのでしょうが、私はまだそれが出来ていません。
画面や文章はすべて英語です。
不具合の起きるデータについては、コメントが書かれていることが多く、それを参考にして解決できることもあります。それほど長い文章ではありませんから、英語の勉強になるかもしれません。
Xplaneフォーラムは英語なので、英語の勉強にはなりますが、わからないことがあったときなど日本語でのXplane関連サイトがあると助かります。
私のサイトはXplaneの面白さまでは伝えられますが、詳しく教えてあげられるほどの知識はありません。そこで、私が頼りにしているサイトを紹介しますので、そちらも覗いて見てください。
以前は、もっとあったはずなのですが、久々にアクセスすると繋がらなくなっていました。今知っているものだけ紹介します。
・X-Plane Japan BBS
http://8131.teacup.com/xplanejapan/bbs
このサイトは、Xplaneに関する掲示板です。以下に紹介する方々もその常連さんです。
・フライトシミュレーター の世界
https://blog.goo.ne.jp/naoyafujiwara12345
藤原直哉さんという方が開いているフライトシミュレーターについて のブログです。
画像を中心にした解説で、とてもわかりやすいです。旅客機のフライトプランの入力とオートパイロットについては、この方のサイトを大いに参考にさせていただきました。
・Project1/200X-Spirit of Fryingtaki
Fryingtakiさんのサイトです。
ユニークなアイデアが豊富なサイトです。面白いです。
・KAZ Nakata さんの富士山静岡空港
https://forums.x-plane.org/index.php?/files/file/33049-rjns-mtfuji-shizuoka-apt/
Xplaneについてのホームページは持っていらっしゃらないようです。しかし、自作された空港などのデータをXplaneフォーラムにアップされています。このページの一番最初に載せている富士山はこの方の作られたデータをインストールしてあるのでリアルな富士山になっているのです。デフォルトの富士山は富士山らしくありません。
富士山静岡空港については、edogomaさんとの協力でできているようです。最近(2018年7月)edogomaさんの作られた蓬莱橋がこの空港のファイルにアップされています。
・元飛行教官が発信する航空留学と飛行機のお勉強サイト
http://www.cfijapan.com/index.htm
元米国の飛行教官である上田浩史さんのサイトです。Xplaneのサイトではありません。本物の飛行機の操縦に関するとても詳しいサイトです。中身はものすごく濃いです。
飛行機の操縦において最も危険なのは離陸と着陸の際で、離陸の3分と着陸までの8分間を魔の11分と言うそうです。フライトシミュレーター においても失敗しやすいですが、フライトシミュレーター では、着陸の方が難しく感じます。
しかし、webの記事を見ると、パイロットは離陸の方が緊張すると言う人の方が多いとあリます。
確かに、離陸では、燃料はたくさん積んでいるし、何かトラブルがあっても離陸を断念するチャンスは限られており、V1と呼ばれる離陸決心速度を超えたらとにかく飛び立たなければならないのです。
フライトシミュレーター の場合は、離陸時のトラブルをプログラムすることはできますが、通常は安心して、一定の速度になれば操縦桿を引いて離陸できます。
パイロットの言葉として、「緊張するのは離陸。技術的に難しいのは着陸」という言葉をnetで見つけました。
セスナ172による調布飛行場からの離陸です。セスナの場合、50〜60ノット(時速100㎞前後)で離陸できます。離陸時はフラップは使用していません。B737の場合は離陸時に160ノット前後(時速300㎞前後)は出ていますから、速度はだいぶ違います。この映像は、操縦しながら画面を切り替えているのではなく、一旦フライトを保存し、それを再生する時に撮影したものです。こんなに画面を切り替えながら離陸する余裕は、私にはありません。そして私はFlyWithLuaというプラグインソフトを入れていますので、操縦席での画面の感じがデフォルトのものと少し違います。
着陸は、空港を選んだ際に「カスタマイズ」ボタンを押すとこのような画面が出ます。そして、3マイルアプローチか10マイルアプローチを選ぶと着陸の練習ができます。
これは、B737による羽田空港への着陸の様子です。これも一旦フライトを保存したものを再生して撮影しています。あまりにも下手な操縦なので、お客さんが乗っていたら苦情の嵐でしょう。Xplaneでは着陸の練習として滑走路の3マイル手前からと10マイル手前からの飛行ができます。これは3マイル手前からの着陸の様子です。
滑走路にまっすぐ入るのが意外と難しいです。3マイル手前ですから、すぐにギアダウンしました。フラップは最初から10に入っていましたが、着陸なのでギアダウンのあと25まで下げました。
着陸してすぐにキーボード操作で逆噴射をかけています。
まっすぐ飛べていません。これで横風の設定でもしようものなら、滑走路へ乗れないかもしれません。私はまだこの程度の技量なのです。
「Xplane11を体験してしまうと10には戻れない」ということを最初の方に書きました。実は、たまに10を動かしているのです。それは、まだ11が進化の途中であり、10にはできて11ではまだできないことがあるのです。
1つは、戦闘機での飛行のことです。戦闘機で飛行した時、こちらは弾を撃つことができますが、対戦相手の飛行機が弾を撃ってこないのです。楽に撃ち落とすことができます。10の場合は、油断していると撃たれて墜落します。元々、Xplaneは対戦ゲームソフトではないのでこれでも良いのですが、そのうちに対戦できるAI機をどなたかが作ってくれることと期待しています。
もう一つは、10の時にあったユニークな乗り物が11にまだ対応していないのです。
これらは、フライトシミュレーターとしては反則技もしれません。しかし、陸地の周りには広い海があるのです。これを自由に操縦できる船があったら確かに面白いです。ただし、陸地のシーナリーがすべての場所で良くできているわけではありませんから、上空からみる景色よりはリアル感が薄くなります。
モーターボートはXPFRというユーザー名の方が、クイーンメリー2世号はskycycleという方が作ったものです。どちらもXplane10でしか動きません。
クイーンメリーの方は汽笛も鳴らせます。そして、大きな船体だけあって、実物と同様すぐに止まったりできません。
こちらは、スポーツカーとトライアルバイクです。ともにXplane10用に作られていますが、これらは11でも動きます。ただ、スポーツカーの方はウィンドウが黒くサングラスのようになってしまいます。jpb63という方が作ったものです。フォーラムのGround Vehiclesというダウンロードジャンルに入っています。
これらを使って調布飛行場から都内へ向けて走らせました。しかし、調布飛行場からはなんとか抜け出せましたが、今のところ、東八道路を三鷹方面へ向けて走り、野川を橋で渡ったところまでです。その先の交差点に大きな段差があるらしく、クラッシュしてしまいます。家や樹木は突き抜けていけますが、段差や川はそのまま突き抜けることはできません。三鷹方面へ向かうのを諦め、バイクでは武蔵小金井方面へ走りました。しかし、途中の川にかかる橋がやけに細く、橋から落ちてクラッシュしてしまいました。クラッシュすると、また元の飛行場へ戻ってやり直しとなります。
地上を高い上空から見ている分には不自然さは目立ちませんが、地上を走ると目立ちます。道路は実際の地図から作られているようですが、道幅はいい加減です。道路を車が色々走っていますが、右側通行です。西武線の線路をアメリカの大型ディーゼル機関車が走っているのには笑ってしまいます。
今日4月14日、バイクで調布飛行場から杉並区の我が家の前までなんとかやってきました。川を越えるのがとにかくネックです。前回橋を越えるので失敗しましたから、少し国分寺寄りに進んでから川に近づくと橋を越えずに渡れる箇所を見つけました。
実は、今回はバイクを動かす前にヘリコプターで低空飛行をしてみて川を渡れそうな場所の見当をつけたのです。
武蔵小金井駅方面へはやけに急な登り坂になっています。アメリカ風の特急列車が行き交う中央線の高架をくぐり北口に出ました。五日市街道と思われる道路を東へ向かいました。写真を撮れば良かったのですが、アメリカ風の幅の広い五日市街道でした。中央線が三鷹と荻窪と中野で高架から地上へ降りています。それを目印に我が家の位置の見当をつけました。
やっと我が家の場所と思われるところへだとりつきました。空き地になっていました。しかし道路の幅はとにかく、路地の位置などは実際の通りなので、ここだとわかりました。
リアルな映像を求めるなら、Googleマップで良いわけです。知らない土地へ行く前にGoogleマップで道を辿って調べたこともあります。フライトシミュレーターで地上を動くのは、おもちゃの街の中を動き回るような感覚です。ですから、それ程、現実そっくりではなくても楽しめるのです。
フライトシミュレーターの面白さは、世界各地の空を飛ぶことができることにもあります。
これからいくつか紹介していきます。
最初は、世界の最高峰チョモランマです。
私のホームページの「楽しみ」を見ていただくと、山に関するコーナーもあります。実は山歩きも好きなのです。ただし、海外の山など行ったことはありません。
実際に行けそうもありませんから、まずはフライトシミュレーターで行ってみることにしました。
ルクラという町にあるヒラリー・テンジン空港(昔はルクラ空港と言っていました)から飛び立つのです。この空港は、山の斜面にあります。滑走路も水平ではなく谷へ向かって傾斜しています。短い滑走路なので、この傾斜がかえってやくにたちます。
私はXplane10用にniksterというユーザー名の人が作った空港のシーナリーを11にそのままコピーして使っています。
まずはヒラリー・テンジン空港から離陸する写真を見てください。
飛行機はPilatus PC-6という機体です。短い滑走路でも離着陸ができ、山岳飛行に向いている機体です。ヒラリー・テンジン空港を離陸し、谷の右奥へ向かって旋回し、どんどん高度を上げていきます。しかし、実は、途中まではこの機体で向かえるのですが、高度を上げて行くと、意識を失うかのように目の前の画面がだんだん暗くなっていってしまい、ついには真っ暗になって操縦ができなくなってしまうのです。おそらく、気密タイプの飛行機ではないので、シミュレーションの方の設定で、ある程度の高度になると酸素不足から意識を失う動作をするようになっているのでしょう。その設定を解除すれば飛行できると思います。
実際のPilatusPC-6は8000mは飛べるようです。もちろんその場合パイロットは酸素マスクをするのでしょう。
そのようなわけで、私は、エベレストへ向けての飛行は自家用ジェットにしました。シミュレーターのエベレストは近寄るとカクカクした稜線でリアルではありません。しかし、このくらい離れるとそれらしく見えてきます。
山好きな人から見るとがっかりするくらい実際とは違います。氷河の様子など全くダメです。しかし、想像力をプラスして見れば楽しむことができます。
Xplaneをインストールした時に最初からあるシーナリーや機体はデフォルト(初期設定)のものですが、それでは物足りなくなります。その時は、Xplaneフォーラムにアップされているデータをダウンロードして使うようにします。空港や街並みなどはシーナリーと呼びますが、デフォルトのものと区別するために、Custom Sceneryというフォルダに入れるようにします。
どれだけ、デフォルトのものと違うか次の写真を見てください。
富士山ですが、最初のものがデフォルトのもので、後のものは、KAZ Nakataさんが作られたものです。やはり富士山はこうでなくてはいけません。作ってくださったKAZ Nakataさんに感謝です。
カスタムシーナリーには、建物など様々なパーツを自分で作ってあるのではなく、共有できるファイルを利用するタイプがあります。そういうシーナリーは、共有ファイル(サードパーティーファイルという言い方をします)をあらかじめインストールしておく必要があります。
代表的なものがOpenSceneryXというファイルです。しかし、最近はもっと色々なサードパーティーファイルを必要とするシーナリーが増えています。どれかが欠けてもエラーメッセージが出て、そのシーナリーが使えないということがあります。
下記の写真を見てください。
Requires the following filesということは、次のファイルを必要としていますということです。これらのファイルを一つずつ全部手に入れてカスタムシーナリーフォルダにインストールする必要があるのです。このアンダーラインのページへ行けば、これらがアップされているので、手に入れることができるのです。
この方の作られたブエノスアイレスのシーナリーはこの後紹介しますが、そのシーナリーもサードパーティによるファイルを必要としていましたが、それらはアンダーラインのページからダウンロードできるようになっていました。
SUR4714というハンドルネームの方が作られたアルゼンチンはブエノスアイレスのシーナリーが素晴らしいです。私は、ブエノスアイレスに行ったことはありませんし、それほど興味も持っていませんでした。しかし、Xplaneで飛んでみて、実際にはどのような街なのだろうと興味を持ちました。
ブエノスアイレスの国際線空港は、ミニストロ ピスタリーニ空港(通称 エセイサ国際空港)です。街から40㎞ほど離れた郊外にあります。空港と街を結ぶ鉄道は無く、バスかタクシーを利用するようです。私は、その国際空港からセスナを飛ばしました。遠くにブエノスアイレスの中心部が見えてきました。
街に入る手前に貨物埠頭がありました。街の向こう側にも大きな港があります。ブエノスアイレスは海運の拠点であることがわかります。
プエルトマデロ地区のシンボルとも言える「乙女の橋」の上を通りました。赤レンガの建物もあり、ここは、日本で言う「みなとみらい」のようなところです。
街を挟んでもう一つの港です。手前には、軍艦も泊まっていました。
エスタディオ・モヌメンタル・アントニオ・ベスプチオ・リベルティという競技場です。通称エル・モヌメンタルと言うそうです。こうした構造物もよく3Dで細かく作られていると感心します。
五月広場の塔の上を通過します。アルゼンチンの独立は1816年ですが、その前の1810年の五月革命が独立に向けての大きな意味を持っているようです。五月革命を記念して、五月広場と五月通りがあるのです。実際には飛べないでしょうが、その上を低空飛行してみました。
ブエノスアイレスの街に隣接してある空港がホルヘ・ニューベリー空港です。アルゼンチンの国内線空港となっているようです。Xplaneは時刻を色々変えられるので、夕方の景色にして着陸しました。夕日が美しいです。このシーナリーは細く見ていくと、建物と道路がずれていたりといったエラーはあります。しかし、これだけ大きな街のシーナリーを作るというのは大変なことだと思います。しかも無償で提供してくれているのです。ダウンロードページには、もしよければ支援のお金はどこそこへ入金してくださいというようなことがスペイン語で書いてあるように見えるのですが、私はスペイン語はわかりません。せめてもと思い、英語で感謝のコメントを書きました。
ジュラシックパークはもちろん架空の世界です。マイクル・クライトンの原作で、スティーブン・スピルバーグが映画化して大ヒットしました。私はスピルバーグの映画が好きですが、クライトンの著作の愛読者でもあります。
ジュラシックパークの舞台となるイスラ・ヌプラル島は中米コスタリカの島を想定しているようです。
XPlane用のジュラシックパークを作った人は、Scottish Wingsというスコットランドの人で、スコットランドの島を舞台として設定してあります。単独の島というよりも大きな島の一部をジュラシックパークとして作ってあります。
豪華客船が泊まっていますが、その向こうの斜面がジュラシックパークの舞台として設定されています。XJSPという空港コードを選び、カスタマイズボタンを押すと、9ヶ所のヘリポートを選ぶことができます。これらは、飛び立つのは簡単なのですが、着陸するのは難しいです。私は、まだヘリコプターの操縦に慣れていないので、たいてい着陸に失敗してしまいます。でもジュラシックパーク内の草地に着陸することは比較的優しいです。
ヘリコプターの練習には、羽田空港と東京ヘリポートの間を行ったり来たりして練習していましたが、最近は、もっぱらジュラシックパークで練習しています。
島にあるもう一つのX9JRという空港コードがこの草地です。ここならセスナなどの飛行機も着陸できそうです。しかし、ここからジュラシックパークは島の反対側なので、距離があります。
空港コードXJSPから選べるヘリポートの一つに本部の建物に付随するヘリポートがあります。
最初のうちは、シコルスキーのヘリコプターを草地に着陸させ、そのまま草地に車輪を着けたまま走らせてジュラシックパークの中を移動していました。しかし、バイクを手に入れてから地上はこれで移動しました。
映画の一場面の中に入り込んだような感じです。
プテラノドンは空を飛んでいますが、恐竜は残念ながら動いてはいません。
これらのシーナリーを作るには、かなりの時間がかかっていると思います。提供してくれたScottish Wingsさんに感謝です。この方は、他にもたくさんシーナリーを作っている人なので驚きです。
アドオンと呼ばれる追加の有料ソフトには機体やユーティリティソフトなどがあります。Xplaneフフォーラムのorg storeと呼ばれるページに行くと色々あります。欲しくなる機体などもありますが、自制しないとキリがありません。
私が過去に購入したのは、Xplane10用のボーイング787です。とても操縦しやすくいい機体なのですが、残念ながら11では動かないのです。11用に新しく出ていますが、購入はまだ我慢しています。
その後購入したのは、藤原さんの「フライトシミュレーターの世界」に紹介されていた、XPRealisticProとTerraMaxx、それから映画「BlueMax」に刺激を受けて購入したFokker Dr1という三葉機です。
この中で、XPRealisticProはオススメです。
この画像は、調布飛行場へ着陸するために右旋回をしている様子です。右旋回をする時には、操縦している人は自然と右方向を見ると思います。このソフトは、操縦桿を右へ倒すに連れて、視界も右に広げてくれるのです。一々ボタンなどで視界を右に振る必要がないのです。
他にも機体の振動などこのソフトによってプラスされる要素がありますが、なんと言ってもこの視野の動きは優れものです。
値段は19ドル99セントしました。
購入する際には、郵便番号、住所、電話番号などを英語で入力します。
支払いは、私はPayPalというシステムを利用しました。これなら、paypalの会員になってあらかじめクレジットカードの情報などを登録しておけば、海外のサイトへクレジットカードの情報などを送らなくて済むのです。
換算レートの変動はありますが、このソフトは2217円で購入できました。
このソフトの説明書にもありますが、このソフトの利用にあたってはFlyWithLuaという無料のソフトをあらかじめインストールしておく必要があります。
この辺のことについては藤原さんの2017年5月15日のブログ「Xplane11の画期的な画面の動き」に詳しいのでそちらをご覧ください。
あと購入したTerraMaxも藤原さんのHPを見て欲しくなり購入したものです。これは、シーナリーに四季を加えるものです。デフォルトでは夏の景色ですが、このソフトを入れると雪景色の世界も飛ぶことができるのです。このソフトを利用したフライトについては別の機会に紹介します。
もう一つFokker Dr-1という三葉機ですが、これは苦戦しています。今のところ普通の滑走路からは飛び立てません。草地でないと操縦不能になり、前につんのめって大破します。これも別の機会に紹介することにします。
私の使うFokker Dr-1は、有料のアドオン機体です。19ドル95セントしました。さすが有料の機体だけあって、細かく作り込まれています。しかし、操縦はかなり難しいです。実物も本当にこんなだったのだろうかと思ってしまいます。とにかく、普通の滑走路からは離陸できません。すぐに前のめりにひっくり返ってしまいます。草地ならなんとか滑走できます。今のところ、草地からの離陸と着陸しかできていません。
写真で見ていただくように、かなり細部まで作られています。操縦席の床の木目まで表現されています。
ブレーキは無く、車輪止めがブレーキになっています。尾輪は車輪ではなくソリのようになっています。舵に合わせて動きません。そのため、地上での方向操作はラダーになるのですが、ラダーは風を受けないと効かないのです。少し走り出すとやっとラダーが効いてきます。
草地だとソリの部分が抵抗になっているためか、前のめりにひっくり返らずに離陸できます。実際もそうだったのでしょうか?
ではなぜ、そんなに扱いにくい機体をわざわざお金を出して買ったのでしょうか。それは、映画「ブルーマックス」を観たからなのです。「レッドバロン」と言われたリヒトホーフェン男爵の操縦する機体がこの赤い三葉機だったのです。
映画では、リヒトホーフェンは少ししか出て来ません。しかし、主役のスタッヘル中尉の憧れがリヒトホーフェンであり、映画ではスタッヘルが彼を敵機の攻撃から救うのです。
映画では、模型やCGではなく、実機が飛行を演じます。
風を感じながら飛んでいる様子が、いかにも飛行機なので、それをXplaneでも味わってみたいと思って購入しました。
できることなら、同じような複葉機で友軍機や敵機を飛ばしたいところですが、その辺はまだXplane11が開発途上の状態で、うまく行かないところです。
この動画は、立川からの離陸と着陸です。まだ返還されていないのか、昭和記念公園の場所に広い滑走路があります。
最初に、滑走路上から草地に移動する様子が映っています。マップを出し、マウスで機体の場所をクリックしたまま横へドラッグして草地へ移動するのです。
SimHatというスマホアプリ(1200円)を使っています。帽子のつばにスマホを乗せていますが、首を振るとそれに合わせて画面も動いてくれるのです。SimHatはスマホの画面をワンタッチするとリセットするので、画面をまっすぐ見た状態でワンタッチします。横を見るときはかなり首を振らなければならないのですが、旋回して飛行場を見るときなどに自然な感じで操縦できます。
いろいろなことを考えて創る人がいるものだと感心しました。
離陸と着陸はかなり下手ですが、これはまだDr-1の操縦のコツを体得していないからです。
フライトシミュレーターの王道は、リアルな飛行機の操縦でしょう。フライトプランを立て、必要に応じてCDUの入力を行い、手順に沿ってエンジンをスタートさせ、離陸して行くのです。そうしたリアルな操作が今のフライトシミュレーターでは可能になっています。しかし、私はまだフライトプランの立て方も満足にできていません。旅客機などのCDUの入力は、以前紹介した「フライトシミュレーターの世界」のページを見て、その通りにやっている状態です。そのうちに、自力でフライトプランも自由自在に書けて、CDUの入力も易々とできるようになりたいと思っています。
今回は、そんな王道からまた外れたフライトシミュレーター の楽しみ方の紹介です。
「風をつかむ。パラグライダー」とタイトルをつけましたが、Xplane11には、ASK21というグライダー機体があります。セスナで牽引して、上空で切り離して飛行するのです。グライダーの世界は「Sim Soaring」というページを見つけましたが、これもなかなか奥が深いようです。
今回は、以前トライアルバイクをXplaneフォーラムにアップしてくれたjpb63さんのパラグライダーを手に入れたので、その紹介です。
パラグライダーはやって見たいと思っていました。筑波山に離陸場があるので、行って見たこともあります。しかし、チャンスを掴まないまま60歳をすぎてしまいました。そんな時にjpb63さんのパラグライダーを見つけたのです。
jpb63さんがXplaneフォーラムにアップされたデータには、フランスの山にある離陸場もセットされていました。最初はそれで飛んだのですが、やはり日本の空を飛びたくなりました。
日本の空を飛ぶには、適当な飛行場を選びマップを出します。マップ画面をよく見ると、youという自分の機体(パラグライダー)が表示されています。その機体をクリックするとこのようなpalapenteの状態が表示されるのです。実は、この表示をさせるのが大変なのです。飛行機だと機体の形が比較的大きく表示されますが、パラグライダーはほとんど点のような表示です。これを見つけてクリックするとパラグライダーの状態が表示されるので、手早く飛びたければこの状態で、一旦ポーズ(静止状態)にし、高度を適当な高度、例えば2000ftぐらいにしてやります。そしてポーズを外せばその高度から飛行することができます。
私は、筑波山から飛び立ちたかったので、さらに特別な方法を行いました。マップで自分のパラグライダーをクリックし、高度を1800ftぐらいにしてそのまま筑波山の方へマップ上でドラッグするのです。筑波山の方角を見やすくするために、ビューモードを外から見たモードにします。機首の方向も南西方面に向けたほうが見やすくなります。
筑波山に近づくと、ちょうど良い草地の斜面がありました。実際にはこの場所は、筑波山の紅葉ヶ丘駐車場へ上がる手前の峠の交差点にあたります。筑波山の本当のパラグライダー離陸場はもう少し手前にあります。しかし、Xplaneのシーナリーではこの場所が適当に思えたので、ここにしました。
この草地に立たせるまでが結構難しいです。マップ上でドラッグする際、ちょっとの操作で大きく位置がずれてしまいます。あまり手こずっていると、Xplaneが突然エラーを起こすこともあります。微妙なマウスの操作で、この草地の上空に持ってこられたら、草地まで高度を下げて着地させます。この高度操作も微妙です。ただ、だいたい地面に近づくとパラグライダーの人物は地面に立ってくれるようです。
筑波山の草地からの飛行は、最初はことごとく失敗しました。機体が上昇せず、すぐに下の樹林帯に突っ込んでしまうのです。そこで気がつきました。パラグライダーは上昇気流をつかんで飛行するものだと。Xplaneの気象カスタマイズを見ると、「上昇気流」というものがありません。その代わり「ターミナル」と書かれた項目がありました。どうもこれが「上昇気流:サーマル」のようです。英語の説明画面を見つけたら「THERMALS」とありました。
これを操作したら筑波山からの飛行に成功しました。サーマルの高度は草地から少しだけ低い高度にしました。対象範囲とあるものは目一杯右に動かし、上昇速度は900ft/分ほどにしました。これでうまく上昇気流をつかむと、パラグライダーはどんどん途中から上昇して行きます。
サーマルの設定は、グライダーの操縦でも重要なようです。いまのところよくわからないのは、サーマルの設定で対象範囲のパーセントです。最大でも25パーセントまでになっています。グライダーの操縦では、上手にサーマルをつかむことが技になるので、あたり一面にサーマルがあるのは不自然なのでしょう。しかし、パラグライダーでは斜面に沿って上昇気流は常にあって欲しいところです。
筑波山から無事降り立ったところです。このパラグライダーは本当によくできています。人物は、ちゃんと歩きます。 ブレーキボタンを最後に押すとパラグライダーを外して立ちます。ただ、操作していてアレっと思ったのは、機体が後方へ飛んで行くことがあることです。マップで操作し、何回かトライしているうちに起きます。パラグライダーの操縦士が身につけているメーターの速度計がマイナスになっており、マップ上のピッチもマイナス数字になっています。マップ上のピッチをプラス数字になるよう操作すると治るようです。
筑波山以外の山からも飛び立ってみたいのですが、なかなか、良い場所が見つけられていません。実際のパラグライダー離陸場はXplaneでは樹林帯になっていることが多いのです。
Xplaneをインストールすると、wedとOverlayEditorとPlane Makerといったツールもインストールされます。これらは、シーナリーや機体の製作に使うソフトです。このコーナーを書き始めた時には、これらのソフトはよほど詳しい人以外関係ないものだと思っていました。シーナリー作りなどは、プログラミングなどに詳しい人に任せておけば良いと思っていました。
しかし、wedと呼ばれるWorldEditorツールを1ヶ月ほど前から使っています。意外と簡単に自分でシーナリーの加工ができることがわかりました。
今は、JRの駅のホームづくりをしています。これは時間がかかりそうです。それに試行錯誤の連続なので、ここで紹介するにはまだ早すぎます。
そこで、今回は、比較的簡単で効果のあるヘリポートの設置を紹介します。
この写真は、筑波山の中腹に作ったヘリポートの様子です。12で紹介したパラグライダーの離陸に使った斜面です。ヘリポートを作る前は、パラグライダーの場合は他の飛行場からマップ上でドラッグして移動してこないとこの場所へは来られませんでした。ヘリポートを作ってしまえば、Xplaneの起動の際にこの場所を選べばここに来ることができるのです。
同様に、今、製作中のJRの駅にしても、比較的駅に近い場所にある自宅の前にヘリポートを設置しましたので、シーナリーの出来具合を確認するために、いちいち羽田や調布から飛んで来なくても良くなっています。
wedは無料のソフトで、最初からXplane11に付属しているはずですが、もしなければ、ネット上から手に入れることもできます。
私は、今のところwedしか使っていませんが、OverlayEditorも似たようなことができるようです。
マニュアルは英語版です。
次の手順で行います。
1.最初に、ヘリポートを設置したい場所の緯度と経度を調べておきます。グーグルマップなどでその場所を表示すると、緯度と経度も出るので、それをメモしておきます。
小数点を抜かしたり、数字を間違えるととんでもないところにヘリポートができてしまいます。
2.X-Plane11→Custom Sceneryと開き、Custom Sceneryのフォルダの中に、作りたいシーナリーのパック名をつけたフォルダを作っておきます。wedのNEWボタンを押してもUntitledというフォルダができますから、その名前を書き直しても良いです。
3. 私は、「tsukubapala」という名前をつけました。名前をつけたフォルダを作っておけば、wedを立ち上げた時、Openボタンを押せばwedの操作画面が出てきます。
4.操作画面が出たら最初に行うのは、Airportのプルダウンメニューを出し、Create Airportを選ぶことです。するとunnamede entityという項目ができます。ここをエアポートの名前にします。私はtskplaとしました。エアポートのTypeはHeliportです。AirportIDは空欄でも良いです。あとで空港名あるいはIDでこの空港を検索することになります。
5.いよいよヘリポートの設置です。ヘリポート設置ボタンを押して、中央のフィールド上でクリックすると四角いヘリポートができます。その時に、緯度や経度や方位の一覧も出ます。この緯度と経度欄に最初に調べた数値を半角の数字で入力します。
方位は、正方形のヘリパッドの場合あまり関係ありません。細長い滑走路などはこの方位の入力で滑走路の向きを決めます。
Surfaceは草地 Grassにしましたが、アスファルトなども選べます。
赤いバッテンのExclusionボタンは、空港設置の時に邪魔になるデフォルトの家や樹木などを消すためにあります。ボタンを押してフィールド上で範囲を指定します。
6.最後に、File→Saveと押して保存し、次にExport Apt dat…を押してこのデータに名前をつけて最初に作ったフォルダにxplaneが読み取るファイルを作ります。同じようにExport Scenary packのボタンも押しておきます。
これで完成です。あとはxplaneを立ち上げて、作った空港を検索して選んで行くだけです。
筑波山の中腹にヘリポートを設置できましたから、そこへログハウスの建物を置くことにしました。建物を自分で作ると面白いのですが、簡単なのはXplaneのフォーラムにアップされている、建物のオブジェクトファイルを使うことです。
Xplaneを始めた頃は、オブジェクトファイルとシーナリーファイルの区別がわからず、フォーラムにアップされているオブジェクトファイルをカスタムシーナリーのフォルダに入れてみたものの何も起こらず、なんだろうと思っていました。
アップされている空港などのシーナリーファイルの中には、建物などのオブジェクトファイルが入っています。オブジェクトファイル単独でフォーラムにアップされているものは、自分で必要に応じてシーナリーにwedなどを使って配置してくださいね。というものなのです。配置をする操作が必要だったのです。
3Dグラフィックのソフトを使って、建物などのオブジェクトファイルを作ることはできます。しかし、Xplane独特の基準に合わせたり、Xplane用にファイルを変換しなければなりません。
慣れてくれば、そうしたこともスムーズにできるようになりますが、私の場合、かなり試行錯誤の連続でした。
そこで、ここでは、Xplaneのフォーラムにアップされている建物のオブジェクトファイルを配置することを説明します。
これは、paulmortさんが作ったキャビンのオブジェクトデータです。こうした建物のファイルがいくつかオブジェクトデータとしてアップされています。残念なのは、日本家屋が無いことです。西洋風でも良いのですが、日常私たちの周りにある建物とは雰囲気が違います。このキャビンは、別荘地にあってもおかしくない感じの建物です。そこで、これを筑波山に作ったヘリポートの近くに配置することにしました。
ダウンロードしたら、フォルダごとヘリポートのデータが入っているフォルダに入れてしまいます。私の場合でしたらカスタムシーナリー内の「tskubapala」のフォルダということになります。
wedを起動し、ヘリポートのファイルを選びこのウィンドウを出します。ヘリポートのフォルダに建物のオブジェクトファイルが入って入れば、左上のlocalの中にキャビンのフォルダがあり、その中に建物のオブジェクトファイルがあるはずです。
建物のオブジェクトファイルをクリックすると下にその画像が現れます。
そして、この状態にしておいて、マウスのポイントを中央のウィンドウの設置したい場所へ持ってきてクリックするとそこへ建物が配置されます。
配置したものはマウスで動かせますが、建物の向きはheadingの数値で回転させます。
私の場合、中央のウィンドウには他の地形が見えていないので、ちょうど良い場所に配置をするには何度もやり直しをしなければなりませんでした。
この建物のデータはsketchupという3Dソフトで作られています。
今、私がJRの駅を作っているのはこのsketchupというソフトなのです。次回は、無料で手に入る3D製作ソフトについて紹介します。
14でSketchupという3Dソフトのことについて触れました。XplaneのフォーラムにアップされているオブジェクトはSketchUpで作られているものが多くあります。
Xplane用のファイルを出力しやすいのは、SketchupとBlenderというソフトです。このソフトのためにXplane用ファイルを出力するためのプラグインソフトがあるからです。
Blender用はXplane2Blender Sketchup用は SketchUp2Xplaneというもので、どちらもXplaneのフォーラムにアップされています。
Blenderというソフトは、3DCGだけでなくアニメーションの機能も充実しているようです。かなり高機能なソフトですが、無料で提供されています。オランダで開発されたソフトです。開発やその後のいきさつなど、 ウィキで調べると興味深いです。
表示を日本語化することもできます。
使ってみてフィギュアのような曲面の多いものを作るのに向いていると思いました。
3Dグラフィックを本格的にやってみようという人には向いているかもしれません。
Xplane用に出力するには、先ほどのプラグインを使うだけでなく、いくつかの手順が必要なのですが、私はまだそれを十分理解できていません。
田無のガスタンクを作る時に、球体を作るにはブレンダーが便利なので使いましたが、表面の色はスケッチアップ を使って着色しました。
Blenderについては、今のところ、SketchUpが便利なので、手つかずになってしまい、理解がストップしています。
球体や曲面を作るのは難しいのですが、建物などの角ばった形を作るのはSketchUpはとても簡単です。そのため、今は、もっぱらSketchUpばかり使っています。
SketchUpの操作画面はシンプルです。新規画面には人物が立っていますが、大きさの目安としてあるのでしょう。Xplaneに出力する際には邪魔になるので、選択して消去します。
使ってみて「プッシュアンドプル」の機能が便利だと感じました。窓枠の厚みや階段など簡単にできてしまいます。
画面のクローズアップなどの操作にマウスの操作の慣れが必要です。
私がSketchUpを使い始めたのは2018年の7月からです。まだ使いこなしているとは言えませんが、だいぶ慣れてきました。
もし自分でもやってみようという方には、次の点に気をつけたほうが良いです。
1.Sketchupには次の三種類があります。
・SketchUppro 有料版です。約10万円程します。この30日間無料版があり、これを最初使いましたが、後で困ったことになりました。
・SketchUp web版
パソコンにインストールするのではなく、WEB上のソフトを操作するものです。
SketchUpProで作ったデータをこれで2017年版SketchUpMakeで開けるように変換しました。
・SketchUpMake
無料で使えるソフトです。商用利用をしないという条件を承諾して使用できます。2018年現在Pro版の1年前のバージョン2017年版になります。Pro版のお試し期間が終わった後、こちらでPro版で作ったものを開こうとしたら開けませんでした。2017年版では2018年版のファイルは開けないのです。そこで、web版を使って2017年版に変換し、さらにそれをMake版で開いて使っています。
xplane用のオブジェクトを作るのであれば、最初からこちらを使うことをお勧めします。
2.Xplane用に出力するためのヒント
この記事は、SketchUpのマニュアルではありませんから、詳しいことは書きません。ネットを探すともう少し具体的な内容が書かれている記事もあります。
私もかなり試行錯誤をして使えるようになりました。その助けになったのは、このコーナーの最初の方、3番目にある日本の支援サイトです。X-Plane Japan BBSでシーナリーづくりの先輩の方々に随分と教えていただきました。
ヒントとして次のことをあげておきます。
・表面を着色するテクスチュアファイルは、原則として1つのオブジェクトに1つのテクスチュアファイルとなります。そのため、1つのテクスチュアファイルにそのオブジェクトで使うテクスチュア画像をコラージュのように貼り合わせて行きます。
・Xplaneが読み込めるテクスチュアファイルは、ファイル名が半角英数のpngファイルです。
そしてサイズは64の倍数のpixelサイズに限られます。
64x64, 128x1128 , 256x256, 512x512, 1024x1024, 2048x2048 , 4096x4096 などですが、正方形でなくても大丈夫です。
・ポリゴンのものは原則として貼り合わせではなく、1色のテクスチュアファイルを使います。
・Sketchupはテクスチュアファイルを中に読み込んでしまいます。そのため、テクスチュアのpngファイルを作り直した時には、読み込み直しをしなければなりません。
Xplaneはpngファイル内の座標で読んでいます。
もし、この記事を読まれて、シーナリー作りをされ、困ったことが出てきたら、X-Plane Japan BBSに書き込みをしてください。私で答えられることはできるだけ丁寧にお答えするようにします。
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