· 

大人の休日倶楽部パス3日目

 大人の休日倶楽部パスを使っての3日目は、まずは魚沼丘陵駅を目指すことにしました。そこからなら八海山をスケッチできそうだと思ったのです。そしてそのあと、ほくほく線のまつだい駅からタクシーで5分ほどのところにある芝峠の温泉へ行く計画を立てました。


 大人の休日倶楽部パスは、6回まで指定席券を取ることができます。青森と伊豆往復で4回分使いました。新潟へ向かう新幹線は自由席車両が多いので、指定席を取らずに行くことにしました。とき305号の予定でしたが、その前に来た、たにがわ471号に乗りました。自由席車両でも十分座席は空いています。

 上毛高原駅までは雪の無い乾いた冬の景色ですが、長いトンネルを抜けて越後湯沢へ出た途端に雪景色です。まさに「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」(川端康成『雪国』)です。

越後湯沢からはほくほく線に乗り換えます。


 ほくほく線はワンマン運転です。無人駅が多いのですが、無人駅では運転手のいる車両しかドアは開きません。魚沼丘陵駅も無人駅なので、一番前に乗りました。

 写真は六日町近くの景色です。

 写真では比較的山がよく写っていますが、実際には逆光に近く、ぼーっとした感じでした。キリッとした雪山の景色では無いのです。

それで、魚沼丘陵駅で降りるのはやめて、そのまま、まつだい駅まで行くことにしました。


 まつだい駅で降りると、背中に何やら奇妙なものを背負ってホームで列車を待ち構えている人たちがいました。まつだいは「妻有アートトリエンナーレ」のメイン会場です。今年は1月25日から3月9日まで「越後妻有の冬2025」というアートイベントを行うようです。そのリハーサルをやっていたのかもしれません。

 まつだい駅から芝峠温泉「雲海」へタクシーで向かいました。宿泊者は送迎をしてもらえるようですが、日帰り入浴者は基本的にはタクシーです。2000円です。バスは本数がかなり少ないです。

写真は、芝峠温泉「雲海」のホームページ画面です。雲海はありませんでしたが、この光景は露天風呂からの景色です。とても素晴らしい露天風呂です。

 芝峠から苗場山方面を眺めた景色を水彩スケッチしました。


 まつだいの駅まで戻ってきました。13:36の六日町行きに乗ります。

 


 行きに降りる予定だった魚沼丘陵駅で途中下車しました。ホームの端から見ると正面に白い雪に輝く山が見えています。あとで調べたら越後沢山(1860m)らしいです。

 私は高架のホームから下の駅入口へ降りて、その前に広がる駐車場端から越後沢山方面と八海山方面を描きました。どちらも実際には写真に写っているよりは霞んで見えています。


 約1時間ほど魚沼丘陵駅にいて、越後湯沢行きの電車に乗りました。越後湯沢からは新幹線です。自由席ですが、結構空いていました。高崎の手前で航空母艦のような荒船山が見えていました。

 明日は、大人の休日倶楽部パスの旅は中休みにしようと思っています。

 

 大人の休日倶楽部パス最終日へと続く