· 

大人の休日倶楽部1日目

 大人の休日倶楽部では期間限定のフリーパスを購入できます。今回、1月21日から5日間の東北エリアまでのフリーパスを購入しました。18800円です。期間内であれば、新幹線も乗れますし、指定券は6回まで購入できます。

 最初に買った時には北海道までのパスを購入しました。しかし今回は全部日帰り旅行にするつもりです。5日間全部出かけることは体力的に難しいかと思うので、とりあえず2回分の日帰り旅を計画しました。1回目は青森までです。


 青森はさすがに遠いので、6:32東京発のはやぶさ1号にしました。家を出発する時にはまだ夜です。新青森駅までは約3時間です。分厚い文庫本を二冊持っていき、車中は読書です。電車の旅は本が読めるのが良いです。


 殺風景な新幹線の駅ですが、ねぶたが迎えてくれました。これで青森へきた感じがします。

ねぶたん号という県立美術館と三内丸山遺跡だけを周る小さなバスに乗りました。15分弱で美術館へ着きました。バス停から美術館へはこのような雪の道です。


 青森県立美術館へ行こうと思ったのは、奈良美智さんの「あおもり犬」という作品を見たかったからです。できれば頭の雪が乗っかっているところを見たかったところです。


 青森県立美術館へ行って良かったと思ったのは、奈良美智さんだけでなく、シャガールの大きな壁画を見たこと、そして棟方志功のたくさんの作品を見ることができたことです。シャガールがこのような大きな舞台背景画を作っていたのは知りませんでした。



 事前に調べた時に、ジブリの企画展をやっているのは知っていました。すでに印刷物になっている本のページの拡大パネル展示が多く、それはやや残念な気がします。いくつかは写真撮影がOKになっていました。私が感激したのは、猫バスの中のソファーがふかふかだったことです。あのアニメのイメージに近い感じでした。

 あらかじめ知っていたわけではないのですが、今回の一番の収穫は、棟方志功さんの作品です。

たくさん展示されています。



 棟方志功の作品がこんなにたくさん収蔵されているとは知りませんでした。それは、これまであった棟方志功記念館が2024年3月31日から休館となり、所蔵作品が青森県立美術館に移されたのだそうです。大きな作品も見応えがありますが、小さな蔵書票や、本の挿絵なども興味深い作品です。


 青森美術館から三内丸山遺跡までは歩いて10分ぐらいです。地層のように建物の壁が塗装されています。建物の中に収蔵品が展示されていますが、やはり屋外の遺跡へ行ってみたいです。

 写真のような雪道が掘り巡らされています。


 青森では八甲田山が見えるかと期待したのですが、新青森の駅からそれらしき山が雲と一体となるような感じで見えているだけでした。青森美術館や三内丸山遺跡からは見えませんでした。

 今回の青森への旅行で一番収穫だったのは、棟方志功の作品をたくさん見ることができたことです。

 さて明日は、伊豆への旅です。