この時期になると、山歩きの先輩方と一緒に低山を歩いています。西荻窪9:18発の大月行きに乗って行くのですが、そのくらい遅い電車でも陽のあるうちに登って降りてこられる山です。
今回は、中央線藤野駅からずっと南にある舟山を目指しました。
行きにはちょっとトラブルがありました。中央線が高尾駅での人身事故で電車がストップしてしまったのです。結果的には、25分ぐらいの遅れで高尾駅に着きました。藤野駅まではさらに時間がかかりました。
いつもより1時間ぐらい遅いスタートとなってしまいました。
高尾駅で小淵沢行きを待っている間に、藤野駅のタクシーへ予約を入れました。
タクシーは、やまなみ温泉のさらに南にある菅井まで行ってもらいました。2800円です。
菅井から西へ伸びる道を少し登ると、トンネルの手前に山へ入って行く道があります。これが尾根へ上がる道です。
登って行くと、大きな古民家がありました。キャンプなどができる施設のようです。
南から陽のあたる気持ちの良い道です。上がって行くと綱子天神峠に出ました。ここまでゆっくりの登りで25分ぐらいです。
天神峠から少し行くと北のほうの展望が開け、遠くに三頭山が見えました。三頭山は山頂が三つデコボコが見えるので間違いありません。その右の奥のほうに見えるのは鷹ノ巣山だろうというのが先輩方の見立てです。
天神峠から少し先でお弁当にしました。
尾根道はなだらかな道が続きます。細い尾根の部分もありますが、土が崩れないように板を打ち込むなどの整備がされています。木の間越しに舟山が見えます。
左手に採石場が見えてきて、道は一旦下り、また登り返します。
道は舟山の北側の寒い感じの林の中を登って行きます。舟山への踏み跡が見えますが、結構急な登りです。少し先の斜面から登ることにしました。
写真は舟山から降ってくる時に撮りましたが、このような急な斜面で道は踏み跡程度です。舟山の山頂には祠がありました。しかし、山名表示は見当たりませんでした。だいぶ荒れた感じの山頂です。展望はありません。登山道から山頂への登りは15分はかかります。
舟山へのコースは、山頂よりもその手前の尾根道に魅力があると言えます。
綱子天神峠からは峰山の方へ向かいました。すぐに送電線の鉄塔が立つ場所へ出ます。ここは、見晴らしが良いです。舟山の向こうに大室山が見えています。
晩秋は陽が落ちるのが早いです。午後2時を少し回ったぐらいですが、だいぶ陽が傾いてきました。
峰山の南面を巻いて小舟に降りる道は、落ち葉の積もる道です。何箇所か道が崩れかかっているところがありました。
集落が見えてきたところで、タクシーを呼びました。駅前で渋滞したために運賃は3100円になりました。
帰りの電車は平日ですが、学生たちで満員でした。
今回のコースはとても気持ちの良い尾根歩きができました。