先週、山の大先輩方とご一緒させてもらい、鉢岡山へ行ってきました。その時に描いた水彩画を元に油絵を家で描きました。しかし、色彩の感じで行き詰まり、もう一度現場で描こうと思って出かけました。
東京では冷たい雨でしたが、藤野では雪だったようです。目の前の山の連なりが日連アルプスです。前回は、杉峠へ直接上がりましたが、今回は、この写真では左の端から登り、宝山をへて杉峠へ出るように考えました。藤野駅からはタクシーに乗り、日連グランドまで行きました。タクシー料金は910円です。
日連グランドを回り込むように進むと道路が別れますが、右へと回って登って行きます。すると案内板がありました。
時間は10時半です。太陽の日で温められて雪が雨のように降っていました。案内板から10分ぐらい行くと道標があり、右手の崖を指しています。良く見ると写真にも写っていますが、太いロープが垂れ下がり、これを伝って登るのがコースのようです。ロープを補助的に使うというよりも、ロープをつかんでよじ登る感じです。
ロープで登った先は、明るい尾根です。15分ほどで宝山に着きました。そこから6分ほどで日連山に着きました。どちらも気持ちの良い明るい山頂です。木の間越しに景色は見えますが、展望が開けているわけではありません。
尾根道の北側は雪景色で南側は雪が一つも無いという景色が続きます。
杉峠には11:22に着きました。日連山から15分ぐらいです。
杉峠からは鉢岡山へと向かい、鉢岡山手前の開けた場所に11:40ぐらいに着きました。
見える景色は、前回と違い雪景色です。
水彩を元に描いた油絵とは全く違う景色がそこにはありました。
キャンバスは絵の具がくっつかないように、2枚のキャンバスを向かい合わせにクリップで止めて持ってきました。描きかけの油絵と、真っ新なキャンバスです。
新しいキャンバスに目の前の雪景色を描くことにしました。
2時間ほど、この場で描きました。
油絵によるスケッチという感じです。ホワイト絵の具を使いペインティングナイフで下塗りをしてあったので、陶器の表面に描くような感じでした。いつもは茶系の下塗りをするのですが、今回はこのホワイトの下塗りがよかったようです。
鉢岡山は目の前でしたが、登らずに杉峠まで戻りました。今回は、金剛山を経て下ることにしました。登って行くと、道はピークを左に巻いて行きますが、戻るようにして峯山へ行けます。峯山はこのコース中、一番の展望です。
峯山から10分もかからず、金剛山です。山頂には小さな神社があります。日連アルプスの中では一番広い山頂です。ただし展望は木の間越しになってしまいます。
金剛山からバス停へ向かう道は、北側となるために雪があります。しかもかなり急な道です。金剛山を出たのが14:25でした。バスの時間は確か15時前だったと思います。
雪の急坂で滑らないように気をつけながらも、急いで降りました。
バス停には14:44に着きました。バスは14:59でした。
今回は、油絵の道具を背負って、結構登り降りをしましたから良い運動になりました。
持ってくるのを忘れたのですが、軽アイゼンと傘はこうした雪の日のコースには有った方が良かったです。
ただ、朝ゆっくりと出かけましたから、南側の道は、すでに樹木には雪が無く、雨のように雪が溶けて樹木から降り注いでいたのは北面だけで、それほど濡れずに済みました。