奥武蔵の山で絵になるようなところはあるのだろうかと地図を見て探しました。昔は、芦ヶ久保の日向山から見た武甲山が素晴らしかったのですが、今はあまりにも無残で描く気持ちになりません。丸山も昔、登って眺めがよかった記憶があります。
堂平山は山頂に天文台もあり、眺めは良いはずなので、堂平山へ登ってそこから奥武蔵で良さそうな山を見つけようと思いました。
堂平山そのものは、車で上までいけるので、山登りとは言えません。駐車場は、白石峠から少し堂平山方面へ行った剣ケ峰下にあります。駐車場の向かい側がパラグライダー離陸用の斜面になっています。
剣ヶ峰への道もありますが、剣ヶ峰は帰りに寄ってみることにして、車を停めて舗装道路を歩いて行きました。駐車場から1㎞弱でしょうか、ゲートが見えてきました。
ゲートには2月末まで冬季休業とありました。堂平山へはゲートの左側の斜面に道がありました。
すぐに天体望遠鏡のドームの頭が見えてきました。山頂そのものは、冬季休業に関係なく入ることができます。
堂平山から雲取山方面の眺めです。
隣にある笠山です。笠山は、中央線の高架から見ると奥武蔵の山並みの一番外れに特徴のある三角のシルエットを見せています。笠山は、堂平山から見下ろすよりも、下から見た方が山の形が良いようです。
笠山は下から見える場所を探して描くことにして両神山をスケッチすることにしました。もう少し近くから両神山を描いてみたいものだと思いました。
堂平山の隣に剣ヶ峰というピークがあり、登山道の案内表示があったので行ってみました。かなり急な道を登って山頂に着くと、写真のようにアンテナの塔が山頂のほとんどの敷地を占めていてフェンスの横に剣ヶ峰の石碑がありました。樹木の枝が邪魔をして眺めもそれほどよくありません。ここから白石峠へ向かう尾根道は明るくて気持ちよく歩けそうな感じでした。
ここから駐車場へ降りる道は、急な道でした。
駐車場に戻ってきたら、これからパラグライダーをする人たちが準備をしていました。
堂平山から降りたあと、笠山を下から描ける場所を探し回りました。なかなか見つかりません。2時間ぐらい車でときかわ町の中をぐるぐる周りました。諦めて帰る途中、毛呂山町で越辺川を渡る宮下橋のたもとに良い場所を見つけました。
もう2時半になっていたので、急いで油絵の道具を出して描き始めました。1時間少し描いたところで、日が陰ってきて急に川面が暗くなってしまったので、続きはまた来て描くことにしました。
今度は、この場所へ直行して2時間ぐらいは描こうと思っています。