ロッジ山旅は、北杜市の甲斐大泉駅近くにある宿です。宿のご主人の長沢さんは、山のガイドもされる方で、ホームページを見るとわかりますが、木曜山行を企画され、あまり人の行かない山やルートを案内しています。木曜山行については事前に問い合わせをした方が良いです。
長沢さんは白山書房の「山の本」に興味深い記事を連載されています。また、その「山の本」に山の絵を掲載している中村好至恵さんの絵を館内ではたくさん目にすることができます。
ご一緒させてもらったYさんご夫妻とロッジ山旅の長沢さんの案内で鉢伏山へ行くことが今回の旅の計画でした。
鉢伏山は、岡谷市の方にあり、展望が良く北アルプスなどの山々が良く見えるとのことです。車でかなり上まで行けるので、山歩きの苦手な私の妻でも歩けそうでした。
しかし、9月3日(月)の朝、食堂から見る外の景色は雨模様でした。ただ、雲は動いており、時折明るい空になります。
そこで、鉢伏山は諦め、近くの霧ヶ峰をロッジ山旅のワゴン車でドライブすることになりました。
霧ヶ峰には何度も来ています。しかし、このルートは初めてでした。長沢さんは八ヶ岳周辺の道にとても詳しく、私が通ったことの無い道を通りました。車が少なく、走りやすい道でした。敢えてここではこれ以上紹介しません。私が今度霧ヶ峰へ向かう時の専用ルートにするからです。
霧ヶ峰に上がってきた時には、その名の通り、霧に包まれていました。
車山の肩の駐車場に停め、その近くを歩きました。その時に雲が動き、八島湿原が見えてきました。
散策コースの傍に建つコロボックル小屋です。山口耀久さんの『山頂への道』を読むまではその存在も知らなかったのです。山口さんの本に出てくる小屋を建てた手塚さんはもういらっしゃらないようです。カフェとありますが、山小屋としてはやっていないのでしょうか。
散策コースには、アザミやマツムシソウが咲いていました。
お昼は、途中で買い求めたお弁当を長門牧場まで行って食べました。長門牧場も初めてでした。女神湖から立科町へ降りて行く途中、道を左に入ったところにあります。この道は何度も通ったことがありますが、気づかずに素通りしていました。
蓼科山は雲が絡みがちですが、目の前です。西の方には美ヶ原の丘が見えており、王ヶ頭が顔を出しています。その横には、北アルプスが見えるらしいのですが、今日は雲に包まれていました。
お弁当を食べた後、ここのソフトクリームを食べましたが、美味しいです。
お弁当を食べている場所で水彩スケッチをしました。遠くの山並みの色合いと雲が美しかったです。
帰りは、また霧ヶ峰へ一旦上がってから小淵沢方面へと下りました。
霧ヶ峰は、来る時と違って霧が晴れていました。
あの山は「ガボッチョ」というのだと教えてもらいました。Y氏ご夫妻は見える範囲の山や丘はほとんど歩かれているようです。この2日間で、Y氏からは、私がまだ登っていない色々な山について教えてもらいました。
低い山は、秋から冬にかけての季節のためにとっておくとして、2000m級の山は、どこへ行くか、このブログを書きながらも思案しています。
「今年は秋が早いかもしれない」ロッジ山旅の長沢さんが言っていました。そう言えば、途中のカラマツの葉は少し黄色味を帯びていました。
朝は雨模様でしたが、出かけて良かったです。
案内してくださった長沢さんや、山について色々教えていただいたY氏ご夫妻に感謝です。