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雪の日の後の高尾山

 雪景色の山を描きたいと思っていました。21日に東京に雪が降ったので、高尾山でも雪山の感じになるだろうと思って出かけました。以前、都内に大雪の時には、高尾山も深山の雪山の感じになったのです。

 高尾の駅に着いたら全く雪はありません。雨でだいぶ溶けてしまったようです。もともと湿っぽい雪でしたから溶けるのも早かったようです。ケーブルカーの客は私一人です。

高尾山の山頂もグズグズのシャーベット状の雪です。

山頂から、城山の方を見ると、そちらの方がまだ雪が残っているようでした。

城山がもっとよく見える場所を探すことにして山頂を後にしました。

高尾山から城山までの尾根道もだいぶ雪は溶けています。

しかし、城山に近づくと雪の量が増えてきました。

城山の手前の一丁平にあずま屋があり、そこから見た高尾山方面の山の感じが良かったので、そこで水彩を1枚描くことにしました。

雪の上で絵を描けるように、折りたたみ椅子やビニールシートも持ってきていたのですが、ここなら、それを出す必要もなく描けました。

城山は目の前で、あとひと登りなのですが、引き返すことにしました。一丁平へ来る途中にももう一箇所、良さそうな場所があったので、そこでもう一枚描くことにしたのです。

2枚水彩を描けたので、今回は、これで帰ることにしました。下山は稲荷山コースを下ることにしました。

展望台あたりまでは、雪と泥が混じり合ったぬかるみです。

展望台あたりから下は、全く雪はありません。

下からスニーカー靴で上がってくる若い男女のグループがいましたが、展望台までならそれでも大丈夫でしょう。しかし、山頂まで行くとなるとそれでは大変なことになりそうです。

実は、高尾山へ行くことは急に思い立ったことで、群馬県の玉原高原へ雪に埋もれたブナの木を描きに行く予定だったのです。しかし、群馬県の方はかなりの大雪だったようです。さらに今日は天気もまだ回復しないようなので、それではおそらく水彩も凍ってしまうだろうと考え、高尾山へ行くことにしたのです。来週あたり、玉原高原へ行こうと思います。