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宝登山のロウバイ

 秩父鉄道の長瀞駅の川と反対側には497.1mの宝登山がどっかりとあります。駅から幅の広い参道が宝登山神社まで続いており、山頂には宝登山神社の奥の院があります。

山頂手前には臘梅園があって、たくさんのロウバイの木が花をつけています。満開の木もありますが、これからの木も多く、おそらく18日ぐらいまでは楽しめるのではないかと思われます。今度の土日月は見頃なので、大勢の人出になることでしょう。

 今日は、バスで来た団体の方々が何組かありましたが、ロープウェイも待たずに乗ることができました。


 私の住んでいる杉並からは、西武鉄道でまず西武秩父へ出ます。特急のレッドアロー号は快適です。西武秩父から秩父鉄道へ乗り換えるのですが、秩父鉄道の「御花畑駅」(看板は芝桜駅という表示も一緒にあります)までは歩いて5分ぐらいです。

 御花畑駅から長瀞駅までは20分ぐらいです。しかし、本数はあまり多くありません。20分ほど待ちました。秩父鉄道は、C58が牽引するSL列車があるのですが、運転は3月末からのようです。

 長瀞駅前にはロープウェイ乗り場までの無料マイクロバスがちょうどありました。平日ですが、満員になってしまいました。

 ロープウェイ乗り場には行列ができていたのですが、私たちのところまででちょうど定員になりました。


 これはロウバイではなくマンサクです。ロープウェイの山頂駅のすぐ近くにありました。

 山頂駅のすぐ近くには梅林があります。しかし、山の上ということもあり、まだまだ蕾の状態です。ロウバイが終わるころに咲くのでしょう。

 山頂駅近くの臘梅園は東園と呼ばれるようです。日当たりの良いところではたくさん咲いている木もありますが、多くは4分咲きぐらいです。

 

 



 東園の先、山頂近くは西園と呼ばれるようです。こちらは日当たりが良いこともあるのでしょう。満開の木が多いです。遠くに両神山が見えていました。

 ロウバイの木々越しの両神山を水彩スケッチしました。


秩父の街の向こうには武甲山が見えています。逆光なのでシルエットになり、削られた山肌は目立ちません。


帰りは、ロープウェイを使わず林道を歩きました。歩行者専用の遊歩道もあったのですが、そちらは、雪と氷で、アイゼンが無いと歩けない感じでした。

林道の方も所々、雪道や凍っていました。しかし、もみ殻を撒いて滑りどめにしてあるところもあり、なんとか滑り止めのアイゼンが無くても歩いて行くことができました。


 長瀞駅まで戻って来た時に1時半は過ぎていましたが、昼食がまだでした。以前来た時に入った踏切近くの蕎麦屋は休みでしたので、川に向かって土産物屋の並ぶ道を少し行った左側の「はやし」という店に入りました。

 「おっきりこみ850円」という品書きがあったので、「おっきりこみって何だろうね」と口に出したら、店の人が、「2月までの季節限定のうどんで、美味しいですよ」というので、それをたのみました。

 太くてコシのあるうどんと、白菜や人参などの野菜を煮たものでした。醤油味です。白菜を刻んだものがいつまでも熱く、体が温まるうどんでした。

 店を出て、一応岩畳まで行きましたが、寒そうなのと、帰りの電車の時間も迫っていたので、入り口までで引き返しました。「こたつ舟」という看板もありました。休日は乗る人もいるのでしょう。

 

駅へ戻る途中で、豆をいろいろ売っている店があり、試食した豆が美味しかったので、買いました。

帰りの特急の中で、ビールのつまみに少し食べてしまいました。

横瀬駅の隣の芦ヶ久保駅には停まらないのですが、芦ヶ久保駅近くには氷柱の谷があり、これが車窓から見えるのです。

通り過ぎるのは、ほんの数秒ですが、スマホのシャッターチャンスがちょうど良かったようです。

乗ってすぐ飲んだビールで眠くなり、一瞬寝たかなと思ったら、もう飯能の駅でした。

旅の気分を味わったミニミニ旅行でした。