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石老山

 相模湖の駅には「石老山登山口」という看板があるので、低山ながら人気がある山なのだろうと思っていました。しかし、平日の年末ということもあってか、人は少なく静かな山歩きができました。中央線の電車に合わせてバスがあるようで、ちょうど石老山登山口方面のバスが発車を待っていました。

 石老山登山口には大きな看板があるくらいですから、道しるべもしっかりしており、迷うことはありません。

 相模湖病院の脇から山道に入ります。

 登山道に入って10分ほど登ると顕鏡寺につきます。

 石老山は、大きな岩が登山道沿いにあり、それぞれ名前や言われが書いてあります。

 顕鏡寺の境内にも大きな岩の下に岩屋がありました。

 登山道は、顕鏡寺の中を通って登って行きます。

 顕鏡寺から30分程で、融合平見晴台に着きます。相模湖方面が開けていて見晴らしが効くようになっています。

 道は尾根沿いの道になり、途中にベンチもあってのんびり歩けます。

 見晴台からさらに30分ほどで、いよいよ山頂かと思って出たところが、山頂ではなく、山頂はここから3分と表示がありました。


 この階段を登ると本当の山頂です。山頂には10:23に着きました。山頂は木立に囲まれ、南方向だけが見晴らしが効きました。丹沢山塊とその横に富士山が見えていました。

 日が当たっていて暖かそうなのですが、気温は低く、水彩で描いていると、画用紙の上で凍ってきます。


 絵を描き終わっても11時で、昼食には早いので、山頂を後にしました。

 石老山の三等三角点は、山頂には無く、少し下ったところにありました。

 大明神山の方に展望台があるようなので、そちらへ向かいました。

 最初は、階段の下りが随分続きましたが、そのあとは、明るい尾根道です。富士山も見えています。


 大明神山には小さな祠がありました。しかし、ここはそれほど見晴らし良いわけではなく、その先に展望台があるようなので、先へ行きました。祠のあったところから5分ほどで展望台に着きました。まず、昼食にしました。


 展望台からは北側と東側がよく見えます。石老山から南側、西側にかけては、枝が邪魔をしています。冬なので、枝越しに山は見えますが、他の季節では、葉が茂と山は見えなくなってしまうのかもしれません。

ここでは、ハガキサイズの水彩紙にスケッチをしました。

 景信山が良い形に見えていました。

展望台は12:40頃後にしました。ここからはひたすら下るだけです。45分ほどでプレジャーフォレストのバス停に着きました。バスは、少し前に出たばかりでした。次のバスまで1時間ほどありました。近くで絵を描くことを考えたのですが、良い場所が見つからず、朝降りたバス停まで歩き、そこから石老山が見えるところまで行って水彩を1枚描きました。

 14:22のバスで相模湖駅まで出て帰途につきました。 

 今回水彩を3枚描きましたが、最後に描いた石老山山麓の水彩は、バスの時間が迫ってきたため、急いで描きました。もう少し、丁寧に描きたかったところです。山の中での絵も良いですが、山麓からの絵も良いものだなと今回、思いました。